山口散策記(その2・山口市)

防府市から山口市へはバスで約40分の移動です。下関を中心とした山口県西部は「サンデン交通バス」のエリアですが、このあたりは同社の営業エリア外のようで、山口駅行きのバスは「JR中国バス」でした。防府市と山口市は隣接していますが、途中に山があって市街地はつながっていません。

ところで、「山口県の県庁所在地は?」と聞かれると、一瞬答えに迷います。で、しばらく考えて、「山口市。・・・でいいはずだけど」って思い出すことになります。
県の名前と県庁所在都市の名前が同じなのに、今一つ自信がなくなるのは、2つの理由があると思います。
一つは、山口市の人口規模が小さく、あまり表だった存在感がない市であること。
そしてもう一つは、これは全国的にも山口県特有の地域事情だと思うのですが、県内に求心的な拠点となる絶対的な存在の市がなく、東から岩国市、周南市(徳山)、宇部市、下関市と中規模の都市が山陽線上に並んでいて、どこが県庁所在地であってもあまり違和感を感じないこと、などが理由だと思われます。

そんな中にあって山口市は、今でこそ旧小郡町との合併によって新幹線の駅が市域に含まれるようになりましたが、もとからの市街地は山陽本線や国道2号線から離れたローカル路線上にあって、かなり異端な存在です。
何年か前、宮崎県で初めて駅の自動改札が導入されたり、鳥取県内に初めてスタバの店舗がオープンしたりした時は全国的なニュースになりましたが、今日現在、県庁所在都市でスタバがないのは、山口市だけだそうです(笑)。

ただ、今回市街地を歩いてみて、たしかに駅をはじめ市街地の規模は大きくないことは実感しましたが、これは山口市が幹線鉄道である山陽線のルートから外れたことも影響しているはずです。
また、市内に大きな企業や工場などがないため、街並みは静かで整然としていて、どことなく文化的な香りがします。町の歴史も古く、県庁や国立大学もこの町に置かれているという先入観で見るせいか、はっきりとかたちで見えるわけではありませんが、街や市民の方が持つ矜持のようなものを感じるのです。
その象徴といえるのが、緑の山を背にそびえる巨大な県庁舎で、この静かな街並みの中で異様な威圧感をもって街を見下ろすように建っているのがとても印象的でした。

<今回歩いたコース>山口駅~山口市役所~県立美術館~山口県庁~山口高校~管制センター~井上公園~湯田温泉駅 歩行距離7.7km 消費カロリー880kcal
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